イラストを描き始めて1年が経ちました。
前回「イラスト初心者は1年でどれだけ上達できるか」から記事更新の間隔が空いた事からすでに察しが付いた方もいるかもですが、モチベーションを維持できずに練習量がガクンと落ちてしまいました。。。 それでもゆっくりと成長している部分もあるので、見て頂ければと思います。
1年の結果
イラストを始めて1年経った頃に描いた絵です。
描いた時期が夏なので「とりあえず海」という安易な考えが出ています笑
歴1年にしては上手くないかもですが、1か月の頃と比較するとかなり上達したと思います。自画自賛です。
色やバランスが良くなったと思います。今思うと前は目の大きさが不自然だったように感じます。
それでは次で参考にしたもの等の経過を振り返りたいと思います。
機材の変更(アンドロイド→iPad)
最初はメディバンと5-6年前に購入したタブレット、semiroタッチペンで描いていましたが、途中でクリスタとiPadAir+ApplePencilに乗り換えました。
タブレットは新しくなると動作が速くて快適ですね。
ApplePencilもほんとにペンと変わらない感覚で描けて感動しました。常にペアリングしているので、描きたいと思ってすぐに描けるのもストレスがなく良かったです。
ただ、数か月使ってると1-2日に1回は充電しないと電池切れになるのが少し面倒です。充電は電子デバイスの宿命ですね。。。
ちなみにApplePencilを買った後に知ったのですが、KINGONEのスライタラスペンが使い心地がApplePencil相当にも関わらず値段が爆安として一部で話題になっています。
これから購入を検討されている方は一度選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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ペーパライクフィルムも適度な摩擦があって良かったです。
液晶に直接だとツルツルしますが、これを装着するだけで紙に近い描き心地になります。
タブレットお絵描きに慣れていない人には、紙とのギャップが少なくなるので、おすすめです。 普通の保護フィルムとそこまで値段も変わらないので、ありがたいですね。
どんな練習をしたか
練習時間は最初に比べてかなり減ってしまい、月に数時間程度でした。ラフみたいなのだけの月もありましたが、クリスタで月額払ってるし、全く0は勿体無いと思って何とか描いてました笑
練習方法は参考書の解説等を見て、自分でもマネできそうな一部分だけを意識して描く事を意識しました。
プロや絵が上手な人はいろんな工夫をされていますが、解説されても全然再現できませんでした笑
色のRGBの値まで教えて貰ってるのに全然雰囲気が違うと、自分のセンスの無さにめちゃくちゃヘコみました。
なので、できそうな所を少しずつ覚えて、絵を描く事がイヤにならない様にしました。
次に実際に使った参考書の中で良かったなと思ったものを紹介します。
買って良かったと思う参考書
いろいろ初心者向け参考書を試した中で、次の3冊(シリーズ)が特にためになったと思ったので、紹介します。
ヒロマサのお絵描き講座シリーズ
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これは過去の記事でもすでに紹介していますが、人物の形やバランス等のほんとの基礎の参考書としてはこれが一番良かったです。衣服編とか背景編とかも出して欲しいです。
しばらく時間が経って、バランスとかを見直す際に読み返していました。
特に手は難しいので、何度も見てました。
人を描くのって楽しいね!(衣服編)
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これは2011年発売の本なのですが、今でも人気が高いそうです。
漫画ではありませんが、ヒロマサシリーズ同様、かなり初心者に優しい内容になっており、この本を読んでマネをすればそれっぽいシワが描ける様になってきます。
タブレットではなく、裏紙等にペンで雑に繰り返しシワのパターンをいくつか練習しました。
私はまだまだですが、それでもかなり雰囲気は出る様になったかと思います。
いかがでしょうか。個人的には上出来と思っていますが。。。
キャラ塗り上達術 決定版
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これは色塗りの参考書ですが、前の2冊に比べてレベルが跳ね上がった印象です。
正直私は3割も吸収できませんでした笑 ですが、一部であればマネができます。
私はこれを読んでから服と肌の境界に青を入れると爽やかな印象になる、等の工夫は頻繁にマネさせてもらう様になりました。
この本はクリスタを使用する事を前提にされていますが、プロがカスタムした筆やカラーパレットもダウンロードできます。
たくさんあるのですが、やっぱりこれも自分でも使えると思った数種類だけ利用しています。
他にも本の通りにならなくても、レイヤーの使い方や色の使い方の選択肢が増えるので、読んで良かったなと思います。
私と同じくらいのレベルの人は100%ではなく、40とか50%くらいの達成を目指すつもりぐらいの気持ちで読んでみると良いと思います。
ちなみに、私の時はAmazonのPrimeReadingに入っていたので、プライム会員の500円/月の中で費用は収まりました(筆等のダウンロード含め)。
同じ本でなくてもシリーズ化しているので、どれかが対象になっていれば、プライム会員の方は試しに読んでみる事をおすすめします。 筆や色のデータ等だけでも入手しておくと便利です。
絵がうまくなるには
たまに趣味で描いてるだけの私が言うのは正直いかがかと思うのですが、この1年で絵がうまくなるには日々コツコツと積み重ねる事が大事だと感じました。
めちゃくちゃありきたりな結論ですが、一般にいうセンスがある人でなければ、飲み込みの速さに差はあれど、これが一番大事な事になると思います。
ただし、ただ単純に毎日描くのではなく、「自分の課題を意識して1つ1つ克服していく」ことが重要です。
漠然と「きれいな絵を描く」事を目指すのではなく、
今日は目の描き方を上達する→次の日は口を→その次の日は手を→その次の日はシャツを、、、、という風に的を絞って本当に少しずつ課題をクリアしていくのが結局は上達につながるのではないかと思います。
おそらく私だけでなく多くの人がそう感じているからこそ、「服のシワ」だけに注目した本が長年売れ続けたりしているのだと思います。
とうの昔に気づいてるわ!という方も多いと思いますが、これから絵を始めてみようと思っている方の参考になればと幸いです。
まとめ
月に数時間でも継続すれば、それなりに上達できました。
もちろん毎日描いてる人にはどんどん追い越されていきますが、趣味で描くだけなら、自分のペースで継続できれば十分かなと思います。
その時にほんの少しずつでも良いので、自分の課題を意識して描くと、積み重ねた時に差が出てきます。
私も今回の記事を通して振り返ってみて、自分でも意外と上手くなってるなと実感できました。
参考書も自分の課題や目標に合ったものを、完璧にこなすのではなく、できる所だけ吸収する様にすれば、ストレスが少ないと思います。もちろん、できちゃう人は全部吸収するのが一番ですが。
あとは私の様にモチベーションがあまり高くない人はタブレットを使うのはおすすめかもです。
PCと違って、思い立ったらすぐに起動して描けるのは、私が継続するにあたって大きな要素でした。
描こうと思ってもPCの前まで行って電源入れて、、、としている内に面倒に感じてしまいそうです。
イラスト初心者でもコツコツ1年継続すれば、簡単な構図の人物絵は描ける様になってきました。
ただし、顔の向きが限定的で、背景などの非人物は全然ですが、、、。
最初の勢いはなくなってしまいましたが、引き続き絵は描こうと思います。
こんな感じはありますが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。