最初、、、というか、結構な年数、みんな我慢していたですけどね。
パワハラなんて言葉ができたのは最近だし、そもそも上の人間は大半がパワハラタイプの会社なので、言った所でロクな事にならないのが見えてましたし、、、
ニュースになる様な人ほどは酷くないのと、配属されて少し経つと多少はかわし方も分かってくるので、「我慢の範疇」。
そう思っている人が多かったです。
けど、その上司は“怖い”だけではありませんでした。むしろ、こっちのが大変。
客先で話が噛み合わない。説明内容が毎回変わる。
社内でも指示が二転三転し、トラブルが絶えない。指示は出すのに、トラブルになったら部下に尻拭いをさせて自分は逃げる。
怒鳴られるだけならともかく、上司の責任を押し付けられ、精神的に追い詰められる。さらに、私が入社した時は課長だったその人も、なぜか出世はして部長に。権限が増えた事で、被害者が増えていきました。
ついに複数人が声を上げ、会社へ正式に告発した。
その結果、会社は営業部長を異動させる判断を下しました。
原因不明の癇癪を起こすタイプ
この問題の部長は、毎日パワハラとかでは無いんですが、時々怒鳴り散らす事がありました。
これが、ミスをした時に厳しい叱責をされるとかなら分かるのですが、よく分からないタイミングでキレるので周囲はいつも困惑していました💧
定番の人格否定や密室で机を蹴るなど、定番のパワハラはオテノモノ。困るのが「見積もり内容の確認、承認をお願いしたら『自分の客だけ優遇しようとしてんじゃないか』(全然そんな事ない。むしろ値上げ交渉しようとしてる)」、「部長が客先対応を忘れていてクレームが来たので、代わりに対応したら『なんでやってなかったんだよ!』とキレられる(そもそも担当は部長)」、「指示の前後の文脈が繋がってないおらず、質問するとキレられる(他の先輩に質問しても誰も意味が分からず、6-7人が頭を抱える事に、、、)」と言った、意味不明な理由でキレられる事。
これがほんと困る笑
「たぶんあんまり仕事内容分かってないんだろうな」と言うのが部署内での結論でしたが、指示や怒る理由が誰も正確に分からないので、なかなか難しい状態でした💀
ゴマスリが雑魚専
そもそもそんな人がなぜ部長まで出世したのか?
これは似た境遇の人ならピンと来たかもですが、パワハラタイプの人は上司へのゴマスリが得意な傾向があります。
この部長もゴマスリでのし上がってきたと社歴が長い先輩が言っていました。
「おっしゃる通り!」「さすが専務!」「勉強になります!」「常務のお力あってこその業績です!」確かに、上の人と話してる時は鉄板のフレーズがよく飛び交っていました笑
「こんな白々しいセリフ逆に嫌じゃない?」と思っていましたが、言われる側は気分が良い様です。
とにかくゴマを擦っていて、「擦り過ぎてペースト状になるじゃないか?」とか思ってました。
ただ、これは一部見習うべきでもあるのかなと思いました。
ゴマスリ自体は別に悪くないです。何が問題かと言うと、このゴマスリが雑魚専だった事です😭
「雑魚=仕事内容をよく分かってない人」です。
会社の上層部は一事業部の商材や仕事の細かい事をよく分かっていないので、耳障りの良い雰囲気だけの言葉や報告で評価していた説が濃厚です。
そして、取引先の人は当然、仕事内容はしっかり理解しています。
つまり、取引先に一所懸命ゴマスリをするのですが、肝心の商談内容が噛み合っておらず、トラブルになったり、「そちらの部長さん、内容分かってた?」と私や課長に後で客先から問合せが来るなど、取引先からの不信感に繋がっていたのです。
決裁者がめちゃくちゃを言い回るので、後始末をさせられる従業員の負担がとんでもない事になっていました。
負担が大きかった先輩の1人は「こんな無駄な仕事ある?!」と嘆いていました。
問題はパワハラよりも仕事ができないこと
もちろんパワハラも問題なんですが、どっちかと言うと仕事ができないことの方が問題でした。
めちゃくちゃな組み立てのまま社外に話をして、混乱させたあげく、トラブルになると逃げる、、、
しかも、すぐ癇癪起こすタイプなので、指摘すると荒れる上に改善されない、、、
というか、そもそも仕事を深く理解できていないフシがあるので、何が悪いか本気で分かって無さそう😭
そして限界を迎えるエース部下たち
営業部は2、3人のいわゆるエースを中心に回っていました。
売上もさることながら、コミュニケーション能力が高く、客先からも社内からも信頼が厚い人たちです。
そして、その能力の高さゆえに社内外から、部長の尻拭いをする事も多かった様です、、、。
無駄な調整、修正の多さに疲弊してしまっていました。
水面下で情報共有
最初は従業員通しの愚痴や相談だった様ですが、「俺も」「私も」とあっという間にプチ被害者の会みたいなのが結成された様です。
私は我慢の限界は超えてないものの、パワハラの様な対応や、仕事を無責任に引っ掻き回された事も何度かあったので、末端として加わる流れに。
まずはそれぞれの被害内容を共有し、勘違いではなく、部長に問題がある事を確認しました。
どこまで追求するか
この時点で会社上層部に被害を訴える事は、ほぼ決まっていました。
ただ、着地点をどうするか。
極論、裁判して慰謝料を取る事までするのか。
話し合った結果、「安心して働ける環境を手に入れる、客先に迷惑をかけない」ことを目的として、部長の異動を要求する事となりました。
「今までの報復に退職させてやる」「慰謝料を取らないと気が済まない」という人がいなかったのはほっとしました。
あくまで人格、能力ともに適正がない人が舵を取っているのは困るので、改善して欲しいという旨の要求でした。
話を聞いていて被害が酷かった人たちは慰謝料要求しても妥当では?
と思ってしまいましたが、よくできた先輩方でした笑
告発!そして揉み消そうとする役員たち、、、
弊社、一応、パワハラとかの相談窓口が設置されています。
ただ、役に立たないと風の噂で聞いていました笑
どうやら、噂は間違ってなかった様です😭
話をまとめ、代表者が相談窓口へ行きました。
しばらくして役員から他の人へヒアリングがありました。
ここまでは問題ないのですが、ヒアリングが明らかに「パワハラという程では無かった」という結論に持っていきたいのがバレバレで皆呆れていました笑
私も「あの部長は厳しいから勘違いされやすいだけだと思うんだけど、どう思う?」「なんでもハラスメントにすると会社が成り立たない」と言った事を何度も言われました。
もはやヒアリングの体を成しているかも怪しいヒアリングでした笑
ハッキリ具体的な事例を出して説明しても、数日するとまた「パワハラや問題はあったと思うか?」と聞かれました。
1時間近くかけて細かく説明したと思うんですけどー?!笑
物的証拠はなく、証言を集めた
ちなみに今回の告発は録音などの物的証拠はなく、証言のみでした。
この点は少し弱かったと思いますが、事業部の大半が証言したので、会社として無視はできなかったようです。
けど、本気で準備するなら録音などの証拠、可能なら同じ証言でも社外の人の証言がもらえると大きいと思います。
「社外の証言なんて。。。」
と思うかもですが、別の会社の人話になりますが、社外でも蹴ったり暴言を吐いたりを平気でしている人がいたそうです。
そして、社外からの証言もあり、無事に処分されていました。
というか、社外の人から会社の総務に直接「大丈夫なのか」と問い合わせがあったとの噂も。。。
よっぽどひどかったのかな
退職の覚悟を伝え、解決に
話は戻り、もみ消したい会社に対して証言のみとやや手札が弱い状況。
不発かな?
と不安になりましたが、特に被害が大きかった人達が、会社が対処しないのであれば、退職する旨を伝えたことで様子が変わりました。
退職を伝えたのは、各拠点のエース級の営業たち。
優秀がゆえに尻ぬぐいをたくさんしていたので、限界が来ていましたからね。。。
実際、脅しでもなく、告発せずに転職しようとしていた人もいるので、会社もさすがにまずいと思ったのか、ここから急展開。
いったん、会社上層部で判断を持ち帰りましたが、基本的に意見が認められました。
そして、2か月ほどすると正式にパワハラ部長の異動が決まりました。
この間も加害者・被害者の関係にある人とは極力顔を合わせないよう、配慮がされていました。
こうして、無事に安心して働ける環境が確保され、転職を考えていた人も残ることに。
一人は最終面接まで行っていたらしいので、ギリギリだったようです。
変なところに気遣いや労力を要しなくなったので、スムーズに仕事が進むようになった気がします。
あと、単純に雰囲気が良くなりました。
めでたしめでたしなのですが、退職まで覚悟しないと、(それも主力メンバーが複数人)会社の反応が悪かったのは怖かったです。
複数人で立ち向かおう!
今回の件で思ったこと。
それは、告発は複数人で!弁護士雇ったりみたいなガチ告発は別として、普通のレベルでの相談や改善要求は、従業員1人で訴えた所で揉み消されて、状況を悪化させられる可能性が高いと感じました。
表ではハラスメントは許さないとか働きやすい環境をとか言っていても、結局、今回の役員たちの言動はただ、揉み消したい様にしか見えませんでした。
会社に都合の悪い話は繰り返し伝えてもねじ曲げられ、ヒアリングでは「パワハラという程のことでは無かった」と言わせたいのが伝わってきました。
所詮、従業員は立場が弱いので、複数人の権力者に独りで立ち向かう構図は、あまりに危険と思います。
せめて数だけでも揃えていくべきです。
それでもダメなら外部機関か転職か
複数人で告発してもダメ、もしくは一緒に行動してくれる人が少なくて会社に揉み消されそう、、、
みたいな時は弁護士や労基などの第三者に相談すれば状況が変わる可能性はありそう。
ただ、実際、そこまでの労力かけてメリットあるか?
という疑問が。
それだけの労力をかける価値がある仕事内容、待遇なら良いですが、私の場合は正直そこまでの価値は感じません。
なので、揉み消しの雰囲気が出たあたりで、転職活動も並行して行いました。
結果、その必要は無かったですが、大したリターンが期待できないのにとてつもない労力を要する様なら、その労力で転職してより良い労働環境、待遇を手に入れる方が良いと思います。
実際、同僚の何人かは同じ様なタイミングで転職活動を始めており、何人かは告発と並行して面接などの選考も進んめていました。

