劇場版コードギアス 復活のルルーシュの感想です(※ネタバレ含むので、ご注意ください)
コードギアスっぽさが凝縮された内容と驚きの展開で激熱でした。
物語の始まり
舞台は悪逆皇帝ルルーシュがルルーシュがゼロによって倒され、平和になった世界です。
しかし、ナナリーが難民キャンプ慰問の最中にジルクスタン王国の襲撃を受け、平和な日々が突如崩れてしまいます。
ゼロとして同行していたスザクは、急な襲撃に儀式用のナイトメアフレームで応戦します。
装備も十分でなく、ノイズもすごい機体ですが、次々と敵を蹴散らしていきます。機体がしょぼくても、やっぱりスザクの強さは別格ですね。
敵にもスザクの動きは「ナイトメアのプログラムにない動き」と言われています。
しかし敵の頭らしき人物の罠に嵌り、敗北。ナナリーともども連れ去られてしまいます。
この時のスザクの「こんな所に罠があるはずない」という反応と敵の「姉さんの予言」という言葉が気になります。
放浪するCCと、、、
場面が変わり、川辺で電話するCC。相変わらず可愛いです。
そして、そのそばにいる男は、死んだはずのルルーシュです。
復活のルルーシュというくらいなので、登場するとは思っていましたが、開始5分でしれっと出てきたのでびっくりしました。
ただ、目に生気がありません。
どうやら生きてはいるけど、心ここに非ずの状態で、CCはルルーシュの心をもとに戻すため旅をしている様です。
ルルーシュは精神が安定しておらず、食事中にも錯乱してしまいます。
クールなルルーシュはどこにもおらず、なんだか悲しい気持ちになります。
しかし、食事を作りながら「よし、できたぞ。ソフレを敷いてくれ、ルルーシュ。」というCCはまるで新婚さんじゃないですか。
こんな生活を毎日送れるのなら、私なら多少精神がやられても良いです、CCの手料理食べたいです笑
復活のルルーシュ
なんやかんやあってルルーシュ復活します。
ルルーシュを取り戻すために遺跡へ潜入し、敵との戦いを強いられます。
CCが敵に追い詰められ、ここで終わりかという危機一髪の所でルルーシュがCの世界から復活、窮地を脱します。
久々のルルーシュのギアス発動シーン、、、完全に第一話の再現かと思いましたが、少しセリフが違って意外でした。
黒の騎士団として反逆していた時ではなく、あくまで自分の命と引き換えに世界に平和をもたらしたルルーシュ。そんな落ち着きがあるセリフでした。
ルルーシュの独特のタイピング姿です。
こんなに肩とか肘高くしたらすぐ疲れちゃいますよね。
けど、久々にこのポーズを見て「ああ、ルルーシュが帰ってきたんだな」と実感しました笑
作戦のために敵にギアスをかけていましたが、脱出できる状態になったら、ギアスは解除、敵も解放しました。
カレンも言っていますが、やはりレクイエムの前後でルルーシュの中で何か変化があった様です。
ルルーシュ軍結成
ナナリー救出のため、一時的にルルーシュはゼロとなります。
スザク、カレンだけでなくコーネリアやジェレミア、アーニャもルルーシュ指揮下に入り、少数ですが、かなり強力な戦力が揃いました。
はじめ、コーネリアは民間人を入れても20人しかいないため、ジルクスタン王国からナナリー救出は無理だと言っていたのですが、その民間人枠にオレンジ(ジェレミア)とアーニャがいるんですね。
めちゃくちゃ強いじゃないですか、民間人笑
最強のオレンジ農家参戦にテンションが上がります。
決起会では扇とヴィレッタの披露宴動画など、ゼロレクイエムで平和になった世界が覗けて嬉しいです。
あとスザクが生きていたのならルルーシュがゼロを務めるべきだという発言に対してルルーシュが放った
「俺のことは諦めろ」
が衝撃です。少女漫画でモテモテの男が言いそうなセリフ笑
私もこんなセリフ一度は言ってみたいです。
ルルーシュVSジルクスタン王国
いざ開戦ですが、ルルーシュの戦略とギアス、スザクたちの戦力で圧倒します。
そもそも作中最強のスザク・カレンの2人が組んじゃったらダメですよねー。
2人の無双感が気持ちいです。
そしてあっという間にナナリーの所へ辿り着きます。
とんとん拍子で救出かなーと思ったら、ここで敵のギアスが発動します。
死んだときに6時間時間を戻すという、ジョジョのバイッツァダストみたいな能力でした。
記憶は引き継いでいるため、ルルーシュの作戦はすべて看過されてしまいます。
後だしで作戦を読まれるうえに追い詰めても何度もやり直せるとか反則ですよね。
絶望するルルーシュでしたが、CCに喝を入れられ目を覚まします。
映画で描かれていませんが、ルルーシュを復活させるために東奔西走したCCの言葉が響いたんですね。
作戦を何度も攻略されながら、最後はルルーシュが敵の能力を読み切り無事ナナリーを救出します。
わずかな情報から敵の能力を解析して答えにたどり着く情報戦はコードギアスの面白い所ですね。
中盤は劣勢だったズザク、カレンも対多数用の重装備を解いて逆転します。
最後は過去をやり直すために手を組もう、と悪役らしいセリフを言われた時のルルーシュですが、その時のセリフがかっこいいです。
「痛みも悲しみも後悔もあって、初めて俺は俺になれる。俺から傷跡を奪うな。」
人生良い事ばかりじゃないけど、辛い事も含めてそれらが自分を形成してる。
なんか達観してますね、ルルーシュ。
旅立ち そして嫁決定?!
戦いが終わり、ナナリーとルルーシュも無事再開します。
ナナリーはルルーシュ一人が罪を背負う必要はない、昔のように皆で一緒に暮らそうと言い、ルルーシュは優しい笑みで応えます。
しかし、ルルーシュはCCと一緒にLLとして旅立つ事を決意します。
はっきりとしてないですが、CCの反応からして、ほとんどプロポーズの様なやり取りでびっくりしました。
おめでとう、ルルーシュ、CC!
末永くお幸せに!
アニメとは別世界線
割と序盤から気になっていたのですが、映画はテレビアニメとは違う世界の様です。
はっきりそう言えるのが、シャーリーの存在です。
割と序盤からシャーリーが生存している事が分かるのですが、テレビアニメではロロに殺されおり、矛盾が生じます。
どうやら復活のルルーシュより前に公開されている劇場版3部作の延長として描かれている様です。
単なる総集編じゃなかったんですね。
なので、ラストも若干唐突な展開には思えたのですが、そちらを見ていると自然な流れだったのかもしれません。
Hulu等で観れるようなので、時間があるときに見てみようと思います。
まとめ
長くなっちゃいましたが、まとめです。
全体通して映画の短い中でコードギアスの良さが詰まった良い作品だったと思います。
変わらない良さもありつつ、レクイエム後のルルーシュの変化も収支描かれてて、まさにあの続きを見ているという感じでした。
CCの「明日会えることを当たり前と思わない方がいい、伝えたい事があるなら先送りにしないことだ」やルルーシュの「俺から傷跡を奪うな」などの心に刺さる名言も良かったです。
10年経ってもやっぱりおもしろい作品です。
最後、ルルーシュの死亡エンドから変更されたのは個人的にうれしかったです。
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